蒼がみえる星


どうしよう…うーん………。困った、困った。


「ただいま。あれ?お客さん?」


声がしたので振り返ってみると、すっごく綺麗な人が立っていた。ウェーブのかかった長い髪もとても綺麗。


「珍しく騒がしいと思ったら…………で、何やってんの?」


キラキラした目で見てきた。すごく楽しそう…


そうだ!!この人に見てもらおう。


名前も知らないけど、男の人に見てもらうよりずっといい。手当てしてもらうんだから本当はこんなこと思っちゃいけないんだけどね…。


「あの…」


「何、何、私?」


「はい、あの…いきなりなんですけど…肩の辺りを痛めたみたいで……見てもらえませんか?」


なるほど、それで賑やか?なのか…。と理解してくれた様子。


「私は別にいいけど、私でいいの?」


いや、むしろ女の子同士の方が嬉しいです。


「はい、もちろんです。お願いします。」