ごめんね、ごめんなさい……お姉ちゃん…
私には、2つ上のお姉ちゃんがいる。優しくて、明るくて…いつも私を守ってくれていた。せっかく、お姉ちゃんがココから逃がしてくれたのに……はぁ…
何もできない、誰も来ない。考えるのはお姉ちゃんのことか今日あった三人のこと…そして凛さんの言った一言。
“私たちに会いたくなったら紙を開きなさい、そして強く願いなさい”
今も手の中にあるこの紙に何が書いてあるのか気になるけど後ろで手枷をされてみることもできない。でもこの紙を持ってるだけでなんだか不安な気持ちが少し和らいだ気がする。
「蒼い惑星(ホシ)は今日もきれいでした。」
小屋についている小さい窓を眺め一人呟いた。何も考えたくない私はそれから何十分もしないうちに眠りについた。
朝目が覚めるとやっぱり小屋にいた。あれは、夢だったのか…楽しかったな。
