プルッ


『もしもし?葵?』



美香…ワンコールで出てくれた





私は美香に今日あった事全部話した。





『待ってて!今すぐ行くからっ!』





そう言って電話が切れた。




しばらくすると…




「葵〜っ!!!」



走って、来てくれた。




なんていい親友なの。






「葵、私思ったんだけど…好きな人のタイプと、自分が違うのは…それは、当たり前なんじゃないかな?その人のタイプと…違うから、私を好きになってもらいたいって…思うんじゃない?」








そっか……。





好きな人のタイプに合わせて好きになってもらっても…





嬉しくないよ。







「美香ぁ!ありがとうっ私海くんの所行って来るっ!!」




「おうっ!行って来いっ!!」







美香の言葉で、やっと気付いた