屋上の扉を開けると、秋の冷たい風が吹き抜けた。 私の心と真逆な空。 もう、振られたも同然。 海くんは、押しても押してもダメだった。 それが、海くんは嫌だったかな? 手を繋いだ時の言葉はやっぱり、優しさだけの感情だったんだ…。 海くん…今までごめんね。 もう私、海くんを困らせる事しないから。 嫌いにならないで…