【実話】万引アダルトビデオ

私は客に、
 
「少々お待ちください!」
 
と言いつつ
受話器を投げ捨て、
 
「野郎ッ!」
 
と叫びながら駆け出した。
 
 
 
 
学生時代のマラソンは、
クラスでビリから二番目という、
本当にどうしようもないポジションだったが、
走ればまだ追いつけるはずだ。
 
 
 
 
多分!!
 
 
 
 
しかし、店の外へ出た
私の目に飛び込んで来たのは、
そんな気持ちを萎えさせる、
意外な光景だった。
 
 
何と男は
 
 
 
 
 
 
チャリンコに乗っていたのだ。