この空の彼方




いつの間にか、眠りこけてしまったようだ。



縁側に身体を横たえた姿勢で目を覚ました芦多は伸びをした。



芦多。



辰之助。



私はどっちなんだ?



灯世、という少女を忘れることが出来ない。



私は、女に気をとられていても、いいのか?



駄目だろう。



しっかりしろ。






私は、『辰之助』なのだ!