「親父!なんで俺と百合は結婚できねーんだよ!」

俺はわけがわからなくて親父に聞いた。


「・・・・・」

親父は黙ったままだった。


「なぁ、親父!麗人と百合の結婚認めてやってくれよ。俺と葵の結婚も認めてくれ!」

拓兄も必死で親父に頼んだ。


「・・・・」

親父はいっこうに口をきこうともしない。


「黙ってねーでなんとか言えよ!」

あまりのイライラさに俺は椅子を蹴り倒した。