テストが終わった安心感かそれとも睡眠不足からか普段使わない頭をふる回転させたせいか私は風邪をひいてしまった。


「百合大丈夫か?」

拓也さんが薬とかをもって部屋に来てくれた。


「はい。大丈夫です。」

拓也さんから薬を受け取り飲んだ。


「ちゃんと寝てろよ!」

拓也さんはそう言って出ていった。


将君や、優斗さんもたくさんお見舞いに来てくれた。


でも、麗人は来てくれなかった。