猫のギター使い

神様は見ていた。




オンが生まれてから死ぬまで。




オンの人生を讃えた。





『オン、お前はまだ生きるべきだった。他人のためにお前は死んだ』



『オンという猫を讃えて、お前にプレゼントをやろう』




天国だったかどこだったか、
オンは微かに耳元で
この言葉を聞いていた。