猫のギター使い

ひびきは仕事を始めた。




ひびきは家にいることが
少なくなった。



だけどひびきは家にいるときは
ずっと僕を抱きしめた。




僕は抱きしめてあげることはできないから、変わりに唄った。



ひびきは寂しさや孤独や愚痴を
僕にぶちまける。



僕は唄った。



君は微笑んで聴いていた。