荒々しい息の音と胸の鼓動だけが頭蓋骨に鳴り響いている。


脚がガクガクする。


膣はひっきりなしにビクンビクンと律動を繰り返していた。



そのままの姿勢で2人してベッド沈み込でいたが、暫くして晶は渚の上を離れた。


シーツの海に崩れ落ちていた渚の目に、力なく垂れた晶の男根が映る。



……―そういえば晶とのセックスっていつも1Rだけだよなぁ…


ふと、解消されたはずの性欲が再び鎌首をもたげた。


上半身を半分ほど起こして晶の方ににじり寄る。



「――? 何――…」


膣液でどろどろになった晶のペニスに顔を近付け、

舌先でちろりと舐めた。

「ぇ、ゎ ゎわ !?」


晶が慌てた声を上げるのが可笑しくて、

また少し硬くなってきたそれをすっぽりと口で覆った。


袋を両手で摩りながら裏筋を舐め上げる。


ビクン、ビクンという血管の動きが舌先から伝わってきた。