神楽幻想奇話〜鵺の巻〜

「おぉ!それじゃぁおじさん、お風呂のぞき放題だねぇ!あはは!」


彩音は思ったままの事を行っただけだったが、幹矢にとってはかなりの爆弾発言だった。


「言われてみればそうじゃないか!善次郎!お前はなんてうらやま…!
…ゴホン…何でもない。」

全員が立ち上がった幹矢を見つめていることに気がついて、彼はその先の言葉を慎んで座った。


「ま…まぁ何だ、つまりそんなわけで便利な力がある彼に、情報を集めてもらおうかと思うんだが…どうかな?」


なんとか取り繕おうと必死になって幹矢はまくし立てた。


「その提案には異存など無い。これ以上何年も強力な妖とやり合える戦力は少ない。
背水の陣になる前に、見つけだしてケリをつけなければのぅ。」


白蓮は固い決意の眼差しで全員を見渡しながら言った。