神楽幻想奇話〜鵺の巻〜

その問いかけに対して白蓮は首を横に振るだけだった。


「そうですか…手がかりは自分たちで探すしかありませんね。」


透は少しがっかりした様子で肩を落とした。

その状況を見守っていた幹矢は、月読の方を見ると膝を叩いて何かを思い出した。


「月読!情報収集と言えば、うちにうってつけの奴が居るじゃないか!」


月読は一瞬キョトンとした顔で幹矢を見つめたが、すぐに同じ事を閃いたようだった。


「おお!確かにあやつならやってくれそうだな!!…それで思い出したが…幹矢、お前まさかここまで一人で来たのか?」


「うっ……その通りだ。やっぱりまずいと思うか?」


幹矢は冷や汗を流して笑顔を凍り付かせた。