沙綺に式神の連絡を飛ばした後、御影はそのまま御館様の元で報告を待っていた。
「…………!…御館様、沙綺に連絡が届きました。
結界内に入った妖の討伐が終わったとのことです。」
その言葉を聞いて、物思いに耽っていた御館様は、顔を上げて御影の方を向いた。
「それはなによりじゃ。
して…何奴だったのじゃ?」
「はい…下級妖魔の化け猫だったようです。」
それを聞いて御館様は安堵の吐息をはいた。
「化け猫で良かったのぅ…猫又になっておったらさすがに沙綺でも手こずったかもしれん。
神楽についてはどうじゃ?」
御影は一息ついて、メガネを直しと、ゆっくりと答えた。
「神社に着くまでは式神に監視させておりましたが、そこで効力が切れました。
ですが、直ぐ後に沙綺が到着したので、おそらくは合流できたのでは…と思います。」
「それならよいが…。
まぁ、沙綺のことじゃ、心配はいらぬであろう…。」
御館様はそう言うと、遠くから聞こえてくる音に耳を澄ませた。
「御影や、いらぬ心配だったようじゃの…。」
御館様は少しおかしそうに笑った。
御影も近づいてくるバイクのエギゾースト音に、顔を緩めた。
「…………!…御館様、沙綺に連絡が届きました。
結界内に入った妖の討伐が終わったとのことです。」
その言葉を聞いて、物思いに耽っていた御館様は、顔を上げて御影の方を向いた。
「それはなによりじゃ。
して…何奴だったのじゃ?」
「はい…下級妖魔の化け猫だったようです。」
それを聞いて御館様は安堵の吐息をはいた。
「化け猫で良かったのぅ…猫又になっておったらさすがに沙綺でも手こずったかもしれん。
神楽についてはどうじゃ?」
御影は一息ついて、メガネを直しと、ゆっくりと答えた。
「神社に着くまでは式神に監視させておりましたが、そこで効力が切れました。
ですが、直ぐ後に沙綺が到着したので、おそらくは合流できたのでは…と思います。」
「それならよいが…。
まぁ、沙綺のことじゃ、心配はいらぬであろう…。」
御館様はそう言うと、遠くから聞こえてくる音に耳を澄ませた。
「御影や、いらぬ心配だったようじゃの…。」
御館様は少しおかしそうに笑った。
御影も近づいてくるバイクのエギゾースト音に、顔を緩めた。


