神楽幻想奇話〜鵺の巻〜

氷の壁の向こうにいる刹那の顔が、驚きに変わった!


シャャァァァァアアア

白蛇は氷の壁が無かったかのようにすり抜けると、刹那に牙を剥いて襲いかかった!


「ックッ!うわぁぁああ」


半身を捻って直撃は回避したものの、逃げ遅れた左腕が白蛇に喰らい付かれた!

その左手は一瞬にして黒焦げになって白い煙を上げた!
あまりの激痛に叫び声を上げた刹那は、自らの手を氷漬けにした!


「今の攻撃は何だ猫又退魔士の技が氷晶壁をすり抜ける訳がない」


その質問に答えるべく、月読がその場に降りたった。