神楽幻想奇話〜鵺の巻〜

「沙綺」


振り返った所に、空中に呪符を円形に貼り付けた沙綺の姿があった!


「ナイスタイミングだろ!?ヒーローは遅れてやって来るんだよ!!」


「ああ!忍のボディで沈んでたとは思えないくらい上出来だ!」


「一言多いんだよ!!…来るぞ神楽!」


「…氷晶結界…。」


どこからか刹那の声が聞こえると、そこら中に氷で出来た鏡が出現した!

『この中からは出られない…その身に刻め。』


一斉に鏡に映った刹那が話し、透・沙綺・月読の前線メンバーに向かって手を伸ばした。


「何かする気だな!?符術結界!」


すかさず透の間に駆け寄った沙綺は、四方に呪符を飛ばして結界を張った!その瞬間!


ドカカカカカカカカカ

猛烈な勢いで槍のように尖った氷柱が透達を襲った!


「危機一髪でも長くは保たねえ」