神楽幻想奇話〜鵺の巻〜

  ビュォォォォオオ

刹那の背後から吹雪が吹き荒れた!
凍てつくような寒さで肌に氷が張り付く。

月読と透はその勢いで前に進めなくなった!


「こここここ小僧!ワワワシは寒いのは苦手なんだ!何とかせい!」


透はガタガタと震えて縮こまってる月読の周りに、焔狐を走らせた!


「クソッ!このままじゃ近付く事すら出来ねえ」


試しに狐火を放ってみたが、案の定すぐに凍り付いて消えてしまった!

今身を守っているのは焔狐の火の守りがあっての事、動くことすらままならないほどの風圧だった。


「滅魔結界符術!攻の壱【炎】」


ゴォォォォォオオオオ


背後から沙綺の声が響くと、渦を巻いた炎の火柱が吹雪を貫いた!