そして人通りの一番少ない廃寺の前を通りかかった時、透達一行は急に鳥肌が立つような寒気に襲われた!
「忍、彩音!様子がおかしい!やはりこの辺りは鬼門…か?
化け猫といい命さんといい、良く出る場所だ!」
「…こんばんわ皆さん。」
透達の右側、廃寺へ続く石段の上から声が聞こえた。
全員が見上げるそこには、純白の着物に身を包んだ刹那が立っていた。
「あんたは昨日の…。」
忍は眉根を寄せて睨み付けた。その横から出てきた月読が刹那に向かって指を差しながら叫んだ!
「雪女が何の用だ!昨日は珍しく人里に降りて来たと黙っておったが、邪魔をするならただじゃ済まさんぞ!」
刹那は月読の気迫に押される事無く、あくまで無表情なままで答えた。
「…邪魔をしてるのは貴女達の方よ…。」
「忍、彩音!様子がおかしい!やはりこの辺りは鬼門…か?
化け猫といい命さんといい、良く出る場所だ!」
「…こんばんわ皆さん。」
透達の右側、廃寺へ続く石段の上から声が聞こえた。
全員が見上げるそこには、純白の着物に身を包んだ刹那が立っていた。
「あんたは昨日の…。」
忍は眉根を寄せて睨み付けた。その横から出てきた月読が刹那に向かって指を差しながら叫んだ!
「雪女が何の用だ!昨日は珍しく人里に降りて来たと黙っておったが、邪魔をするならただじゃ済まさんぞ!」
刹那は月読の気迫に押される事無く、あくまで無表情なままで答えた。
「…邪魔をしてるのは貴女達の方よ…。」


