神楽幻想奇話〜鵺の巻〜

振り返ってみると、そこには銀色の髪をした青い瞳の女が立っていた。


「そうだけど…?貴女は誰?」

忍と彩音は、見知らぬ外人に声をかけられた心境だった。


「私は刹那。少し貴女達と話してみたくて声をかけたの。迷惑?」


忍と彩音は顔を見合わせて不思議そうな顔をした。


「彩音、話してみたいって私達の事だと思う?それとも彼等も入るのかしら?」

「うーん、どうかなぁ?どっちにしてもここじゃ邪魔になるから、お兄ちゃん達の所で話した方がいいよ。」


二人は意見をまとめると、無表情に見つめる刹那に向き合った。


「とりあえずココじゃ落ち着かないから、少し移動しても良いかしら?」


「…ええ、構わないわ。」

刹那は忍の申し出に頷き返した。