それなのに。 「…愛してる。」 その言葉が私を過去へと引き戻す。 体中に走る痛み、母の背中、笑顔の義父、広がる血、叫ぶ母。 私の初恋は幕を閉じた。 やっぱり私がかわらないといけないんだ。 誰かを傷つけてばかりなんだ。 自分を甘やかしてはいけない。 だけど過去を捨てることはできなくて。 私は一生この罪を背負って生きていかなければならない。