「莉世はさ、運命って信じてる?」

「急にどうしたの?」

「いや…ちょっと聞いてみただけ。」

「運命かぁ…私は信じてるかな。なんか素敵じゃん。」

「だよな!俺と莉世が出会ったのも運命だし!!」





二人で笑い合った日々はとても幸せで、大切で。

何にも変えることのできないものだった。

君の笑顔に何度救われただろう。

でもそれは…もう過去の思い出。

話すことも食べることも動くこともできなくなった君。

眠ったままの君をみて、私は泣くことしかできなかった。




―――――…