タッタッタッ

あたしは只今走ってます。

だって…
ありえないんだもん。
キス…した…

「さいてぇだよ…
あん…な奴嫌いだよ…」

あたしは屋上に来た。

「…あれ…?
何でだろ?涙が…
止まらないよ‥」

涙が次々と溢れ出た。


「ね―ねえ!!
女の子大丈夫〜?」

"え?
だ、誰?"

あたしは辺りを見回す。
だけど…
誰もいない。

「ココだよ、こ―こ!!」

声がする方を見ると…

黒髪に金のメッシュが
入っていて顔立ちが
整っている。

「きれ―…」

「え?」

「あっ!
な、なんでもないです!!」

「あはは☆
てか大丈夫なの?
泣いてるけど…」

「あ…大丈夫で…
きゃっ!!」

あたしは名前も知らない
初めて会った人に
抱きしめられています。

「何があったか
わからねえけど大丈夫だ!」

「あ…はい!!
あ、あの…大丈夫です…」

そう言うと…

「あぁ、わりい!」

そう言って離した。

「もう泣くなよ!」

「はいっ!」

あたしは笑顔で答えた。

「可愛いぢやねえかよ!
お前は笑ってろ!!
んぢゃ―な☆」


そう言い捨て
姿を消した。