「ねえ…
今の…な、何?」

「キ―ス!!!
何なら…もう一回する?」

圭人が覗き込みながら
言う。

あたしは、意味が
わからなかった。

"普通にいろんな子にも
やってるの??
ありえない!!"

「…ぃ…ぇ」

「は?」

「最低って言ってんの!!
圭人なんて…


大っ嫌いだよ!!」


あたしは、そう言い捨て
走って部屋から出た。