嫌いではないが、「苦手」な分類に入っている先生だった。
その日
先輩たちの質問を聞いていたが
寝たふりをして答えなかった。
頭の中では
文化祭の舞台に立ってギターをしている楽しそうにやっている先生の姿を思い出していながら
翌日の一般公開の文化祭のことで考えていた。
先輩たちがいるから私は来ないといけないのはわかっている。
しかし
問題が・・・。
その文化祭に両親が来ると言う事と
私に喧嘩を売るためにくるおバカな連中たちが来ると言う事だった。
何かと中学時代は喧嘩を売られては殴り合いをしていた私だ。
文化祭となれば
それは絶好のチャンスでもある。
人が多いから
生徒一人消えたところで誰にもわからない。
ましては
そこで怪我をして帰っても
「喧嘩しました。」
と言って帰ってくる人はいない。


