究極のメソード

編集長は渡辺の眼を見つめる。



「殺人」




渡辺の眉毛がぴくりと上がる。



「そのカルト教団は殺人を教義としているらしいんだ。
実際不審死をした人間が何人もいる」



編集長の最後の言葉に
ようやく興味を持ったらしい渡辺。



「それで…いくらもらえるんですか?」


そう言う渡辺の肩を笑いながら
バンバンと叩く編集長。


少々乱暴な編集長の
ボディータッチにうんざりしながら


渡辺はこれで当座の
生活費のあてがついたことに
ほっとしていた。