究極のメソード

玄関に入ると
壁に大きな絵が飾ってあった。


赤を基調とした
前衛芸術的画風。


俺は何気なくその絵に見入る。


その赤が飛び散るように
書かれた絵は

まるで
血が飛び散る様子にも見えた。


「あら、その絵に気がついた?
その絵はさとみが書いたのよ」


自慢げに娘の絵に見入る
さとみの母親。


俺はその絵をじっと見つめていると
何かの衝動に駆られてきたのだ。