究極のメソード

再び舞台に立つ活力を与えてくれた。


さとみさんがいなければ
私はまだ独房の中にいたでしょう。


私こそ感謝しますよ」


死神は再びKに目を向ける。



「彼女はそれからも毎日私の独房に来ては
他愛もない話をしていきました。


自分の生い立ち。
学校での様子。
そして好きな人の話もしましたね。



でも話をしていくうちに
彼女も心に闇を抱えていると気がつきました。



母親に突然捨てられた経験が
トラウマとなって頭から離れない。


今は継母に育てられ
幸せに過ごしているが


いつ愛する人が
自分から離れていくかわからない。


彼女はいつもその思いに苦しめられていました。