Kはさとみに返信のメールを送る。



<わかった。
君の願いをかなえるよ。


死神には今晩12時


君の学校の体育館で待つと
伝えてくれ>



Kは暗い夜道をバイクに乗り
飛ばし始めた。



俺は君に最高の笑顔を
最後に取り戻させてあげる。



冬の冷たい風が
Kの体に容赦なく吹き付ける。



さとみの笑顔を取り戻すため
バイクは学校へとひたすら走って行った。