究極のメソード

すると引き立てられる渡辺の背後から
声がする。


「待って」


その透き通る声の主はさとみだった。


縄で縛られた渡辺の前に
さとみは立つとにっこりと笑う。


「大変なことになってきたね」


渡辺は思う。
そりゃ大変だ。


狂信的な指導者が
信者たちに殺人の号令をかけ


そして自分は殺されようとしている。
これほど大変な状況があるだろうか。