究極のメソード

その言葉に一瞬動きを止める死神。
恐ろしい目をして渡辺を睨む。




「その死神というキャラクターは
実は与えられただけなんじゃないんですか?


設定も台本もあなたが考えたものじゃないんでしょう?



あなたはその与えられた役を演じるため

狂気に支配されたその心を
驚異的精神力で封じ込め

メソード演技法で役になりきった。


そう…


頭のてっぺんからつま先まで
あなたは死神になりきった。


要するにあなたは偽物なんですよ」