究極のメソード

しかし渡辺もこれだけで終わるわけにもいかない。



おずおずと手を挙げる渡辺。



「あのーお取り込み中すいませんけど
もう一言よろしいですか?」



そんな様子に気がついた死神が
近付いてきて渡辺の耳元で囁く。


「渡辺君。私の過去を暴いて
陥れようとしたその努力は認めよう。


でももう無駄になった。


さあ…私の部下が舞台袖でお待ちかねだ。
またあの暗い部屋に逆戻りしたまえ…ふふふ」


渡辺の眼が一瞬ギラリと光る。




「死神さん。あなたは自分の言葉でしゃべってますか?」