究極のメソード

あまりに唐突で人を馬鹿にした提案を
死神から突き付けられた俺。

死神の考えは手に取るようにわかる。

もしさとみの両親を殺すのを拒めば
俺はさとみとは永遠に別れなければならない。

だがもし死神の提案を受け入れて
二人とも生き返ったとしても

俺はさとみの両親を殺した犯人。
さとみには一生恨み続けられる。

どちらも選びようのない
出口のない提案。



これ以上のないむごい提案を
薄ら笑いを浮かべながら平然と言ってのける死神。

俺は敵意と殺意が入り混じった視線を
死神に向けていた。

目の前でお茶を飲みたばこを吸う死神。

その姿はなんら普通の人間とは変わらないが
やはりその心は悪魔。