究極のメソード

「私はライターをやっています。


まあライターといっても
つまらない雑文を書くことがほとんどで…」


頭をかく渡辺。


「でも本当は小説家を目指しているんです。


太宰治や三島由紀夫のように
何年、何十年と人々の心に残る文章を書くのが夢です」




その言葉を聞いてあきれたような顔の死神。




「あのお…渡辺さん?あなたは自分の
身の上話をされに来たんですか?


まさか…青年の主張と勘違いしてませんか?」



死神の嘲りに
どっと沸く観衆。


一層不安げな顔を浮かべる関口。