関口がにやりと笑う。



「で、先生はどうするつもりですかね?」




関口はまた煙草を一本取り出し火をつけた。
煙で視界がくもる喫煙室。


そんな中でも
渡辺の目の輝きは手に取るようにわかる。



「こんど奴らは大きな大会を開くらしいんです。

数千人規模の会場で人を集め
決起集会のようなものを開催するらしい。


私はそこへ乗り込もうと思うんです」