究極のメソード

この世から消えさるという言葉を聞いて
俺の力は抜けてしまった。
ナイフを置き
椅子に座り頭を抱える。

どちらかが消え去る。

逃れられない運命。

ただ一つの言葉が頭の中に駆け巡る。
その言葉とは<無念>

この言葉を胸に抱いて死んでいった人は
数知れないだろう。

そしてその言葉は
今俺の目の前に厳然と立ちはだかっている。


「気まぐれ…だよな…」

俺はぽつりとつぶやいた。

俺の悲しげな視線の先には
悠然とお茶を飲む死神の姿がある。