目指すは先ほど死神と言い争った
あの部屋。


高慢な態度で渡辺に持論を展開する
死神の背後に見えていたもの。



渡辺は再びそれを確認したいのだ。


それを確認すれば
推測が確信へと変わる


道しるべとなる気が
渡辺にはしていたのだ。



そして暗闇の中浮かび上がる
先ほどの部屋のドア。


ドアの前に立つ渡辺の姿は
まるでダンジョンを探検する


勇者のようだった。