究極のメソード

「自分の運命は自分で切り開くというのですね。
すばらしい…」

死神はそう言うと勝手に冷蔵庫を開き
お茶を注いで飲んだ。

お茶を飲んで一息ついた死神は
改めて憐みにも似た視線をこちらに投げかける。

「でもね、曲がりなりにも私は<神>と名がついた存在。
あなたにはどうしようもない。

私には勝てません。
もうこの運命を変えることはできないんですよ。

どちらかの魂を頂いていく。

これは残念ながら
決定事項なんです」


「うるさい!」

落ち着いて話す死神に
俺はまた声をあげた。

ふるえる手に握られたナイフを
改めて死神に向ける。

こめかみから
一筋の汗が落ちていくのが感じられる。