究極のメソード

ただ時々ちらっとさとみの姿を
見ると


笑顔でさとみは手を振ってくる。


冬の現場はとてつもなく寒く
さとみの頬は真っ赤になっていた。


マフラーに手袋。
毛糸の帽子をかぶったさとみは


少し震えていた。



どういうつもりだろう…


そう俺は思った。


こんな寒い現場でただ俺の
働く姿を見つめている。


話をするわけでもないのに
ただ俺を見つめて笑っている。


俺はいてもたってもいられなくなってきた。