究極のメソード

それからの俺は
さとみが現れるのが内心楽しみになっていた。


現れるのはいつも三時過ぎ。
学校終わる時間がそのころなんだろう。


高校の制服を着たさとみは
いつも笑顔でそこに立っていた。



そう。笑顔で。



俺に喋りかけるわけでもなく
ただ何をするわけでもない。


たださとみはそこに笑顔で立っていた。


俺は自分がさとみが来るのを
楽しみにしているなんて


ばれるのが嫌だった。


無視。



無視を決め込んで
自分の仕事に没頭していた。