究極のメソード

何の変哲もない味。


しかしさとみは俺が
一口食べる度に


うんうんとうなづいて
笑みを浮かべる。


その時俺はオーナーの言葉が
頭に浮かんできたんだ。


「女ってやつはな、愛情を与える対象が
ないと死んでしまう動物なんだ」


さとみは正に今
俺に愛情を与えてるんだと


この弁当を食べながら実感できた。


「女はな…この世に生を受けた瞬間から
愛情を与え続けるんだ。


女はこの世のすべての源。
聖なる存在。


俺の店いにいる女たちだって
そうなんだぜ。


奴らはてっとり早く金を稼ぎに
来ているつもりだろうが


実は違う。


自分では気が付いていないだろうが
より多くの人間に愛を与えることに


この上もない喜びを感じて
この仕事をしているんだ」