究極のメソード

俺の眼にうっすらと涙が浮かぶ。
自分が死ぬのが悲しいわけじゃない。

さとみともう共に歩むことができない
のが

耐え切れなく苦しい。

さとみと一緒に暮らし
思い出を共有し


共に老いていくことが
もう出来ないなんて。


さとみの笑い顔。
さとみの怒った顔。
さとみの泣いた顔。


もう全部見れない。


そう思ったとたん
俺は絶望を感じた。



俺はさとみの顔をじっと見つめる。
青白く光るその顔は
少し微笑んで見える。

なんてことするんだよ。
そう俺は思う。

無茶やりやがって。
俺を助けるために自分が死ぬなんて。

馬鹿だよ…大馬鹿だ。