究極のメソード

「あと5分」

得体のしれない男がまた呟いた。
さとみはまだしゃべり続けている。

「私は世界でいちばんあなたが好き…
そのことをあなたに覚えていてほしいの。

それは何があっても変わらない…」




「あと1分」

「私は後悔なんかしてない。あなたが幸せに
生きていてくれたらそれでいいの…」




「30秒」

「あなたに言いたいことがもうひとつだけあった…」





「10秒」

「あいしてる、元気でね」




「ゼロ」
黒いスーツの男がそう言った瞬間
さとみはその場に倒れた。

あわてて駆け寄る俺。