葬儀が始まる

吏愛のために多くの人が集まり

多くの人が涙をながしてくれた

私は不思議と涙がでなかった

多くの人の涙が吏愛を優しく包んでくれるようで…

棺の中にお花をいれる

沢山たくさん入れる

お花も良く似合う

涙があふれてきた

「吏愛…吏愛…産まれてくれてありがとう、私たちを選んでくれてありがとう、ママもパパもずっと一緒だから、ずっと大好きだから、ずっとずっと愛してるから!」

叫びながら大きな涙が流れた

パパも泣いている

「ありがとう」
って

パパがみんなに挨拶をする

「たった三日だったけど僕たちを親にしてくれた…」

本当その通りだ

吏愛が私たちを親にしてくれた

気付かない間に吏愛が…

私たちに残してくれた…

ありがとう

ありがとう吏愛…