それから。 傷だらけの一弥と対面しても、 通夜でも、 一弥が骨だけになってしまっても、 葬式でも。 圭太は涙を流すことがなかった。 涙を流すことはおろか、表情もあまり変化が無いように見えた。 慎二は、自分の後輩が早くに旅立ってしまったことを悔やむ時間より、 あまりの圭太の様子に何と声をかけてやればいいのか、悩む時間の方が長かった。