圭太からの電話を受けて、慎二は病院への道を急いだ。 どうして、高遠が死ぬ、なんて。 一弥が死ぬかもしれない、それだけ言って圭太は電話を切った。 経緯なんか話さなかった。 慎二は未だにわけがわからなかったが、後輩の生命が危険という知らせと、親友の電話口の声の弱々しさで 一刻も早く圭太のもとへ行かなければならない、ということだけ理解していた。