我慢できない!

「な、なに・・・よ」
香耶は恐る恐る振り返った。


!?
近っっっ


香耶の顔のすぐ前に優雅の顔があった。


「・・・どこ行くわけ?」
優雅の低い声が、より一層低くなった気がした。

早くなる鼓動を抑えて香耶は震える声で言った。
「教室戻るのよっ」


「だーめ」

そう言って優雅は
香耶の唇を塞いだ。