アイドル様の秘密




「さ、ここよ。
我がプラチナプロへようこそっ」



タクシーから降りてすぐ
目に入ったのはどでかく
構えた白いビル。
およそ10階は軽くあるだろう。



「ここが・・・・・・
事務所・・・・・・・・。」



心はウキウキしていた。
これからアイドルになって
ちやほやされる事を考えると
止まらなかった。


ましてやショッピングの事なんか
頭の中から消えていた。




「ホラっボサッとしてないで
こっちよ、こっち。」



マネージャーはひょいひょいと
手招きする。