ピピピピッ 「ぅ・・・・んん・・・」 不快な音を立てて目覚ましが鳴る。 時計の針が6時をさしてるのをみて、小さく舌打ちをした。 朝 やだ。 そう思いながらも起きなくてはならないので、渋々ベッドから抜け出る。布団から出ると空気がひんやりとしていて、また戻りたくなる衝動に駆られた。 (・・・・・・雨) カーテンを開けて外を見ると、生憎の雨。 ざーざーととめどなく降り続ける雨に気持ちが憂鬱になる。