「未海ちゃん!
 何もされてない!?」

「う、うん…
 大丈夫だよ?」




放課後作業を終えて
校門を出ると、海斗に会った。



「…もしかしてまた
 待っててくれたの?」

「あたりまえじゃん!」

「…部活大丈夫?」

「未海ちゃんの方が大事なのー!」




海斗はそう言うと
あたしを肩を抱いた。




「か、海斗!ここ外ッ!」

「…だって寒いし!」

「もう!」





あたしたちはそのまま
くっついて歩きだした。