「できた！」と俺が言うとすぐに真琴は俺の後ろに回り、出来上がった絵を見て…言葉を失っていた。
「これ…が…アタシ？アタシ…こんなにデブじゃないし、ヒョットコみたいな顔してなーい！ヒドー！！」と俺の頭を何度も殴りながら泣きだしそうな顔をした。
俺は慌てて
「ゴメン…こっちが本物」と言って紙をめくり本当の真琴の似顔絵を出すと、真琴はまた言葉を失い目には涙をうっすら浮かべ…今度は
「よかった…マア兄にこんな風に見えてるのかって思ったらなんか悲しくなって…でも違ってて…よかった…」
「でも実物より綺麗に描いてくれても100円だからね…アタシ…これしかないから」
と言って100円玉を差し出した。
「これ…が…アタシ？アタシ…こんなにデブじゃないし、ヒョットコみたいな顔してなーい！ヒドー！！」と俺の頭を何度も殴りながら泣きだしそうな顔をした。
俺は慌てて
「ゴメン…こっちが本物」と言って紙をめくり本当の真琴の似顔絵を出すと、真琴はまた言葉を失い目には涙をうっすら浮かべ…今度は
「よかった…マア兄にこんな風に見えてるのかって思ったらなんか悲しくなって…でも違ってて…よかった…」
「でも実物より綺麗に描いてくれても100円だからね…アタシ…これしかないから」
と言って100円玉を差し出した。
